往年のトヨタの名車「スプリンタートレノAE86」が私の趣味車です。
この車は私が18才の時に世に出てきて当時1200ccクラスのボディに1600ccのDOHCエンジンを積んだFRスポーツとして一世風靡しました。
その頃は大学生だったため購入できず社会人になって初めて手に入れた車がこのAE86トレノでした。
現在ヤングマガジンのマンガ「頭文字D」の影響で再び注目されているのはうれしい限りです。
写真の車は平成2年に買った二代目のトレノです。
一代目のトレノは広尾の麻布スタジオにて撮影中車の移動をしてくれていたスタジオさんが大事故を起こし
一発廃車となり、使える部品をそのままこの車に移植しました。
この車はとても操縦性の素直な車で当時からドライバーが腕を磨くのにはとても良いと言われていました。
それをできるだけ足周りを中心に改造しました。
まずショックは定番のカヤバクライムギア、サスはタナベで車高6cmダウン。ミッションはTRDクロスミッション、LSDもTRD。クラッチはメタル。
マフラーはRSRのRight95、吸気はHKSのパワーフローを付けています。
エアロはトヨタ純正でおとなしめに、ボディ補強はフロントのみのストラットタワーバーです。
ブレーキはエンドレスのパットと180SXのローターを加工しています。
ホイールは当時ワタナベが手に入らず同じデザインだったブラックレーシングを付けています。
ステアリングはパーソナルの小径にし、後付けでカローラ用パワステを組んであります。
オーディオはグライコの奇麗なアゼストをセレクトしました。
シートはバケットでしたが、巨漢の父が乗るため現在はノーマルに戻してあります。
耐久性を考えエンジン本体には手を入れず基本的にコーナリング重視のマシンです。
現在、香川県の実家で父が乗っておりますが「この車に乗るといろんな人が話しかけてくれるんじゃ!」とか
「今日は知らない人から売って下さいと頼まれて名刺もらった。」とかいつも上機嫌で帰ってきます。
この車は、定年退職した父と社会をつなぐツールになっているようです。
「おまえが乗ると調子が変わるから」と今の私はほとんど乗れずにいますが、まぁそれもいいかと考えています。
「もうワシのトレノじゃ」と言い切っている父です(笑)
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